便秘には様々な種類があり原因も異なってきます。

大きく分けて、便が作られる過程や、排便の仕組みに障害があって起こる「👉機能性便秘

腸そのものの病変によって起こる「👉器質性便秘があります。

機能性便秘には

一過性の「急性便秘」と便秘の状態が日常的に続いている「慢性便秘」
薬の副作用で起こる「医原性便秘」に分けられ

慢性便秘はさらに
筋力の低下によって起こる「👉弛緩性便秘 」
ストレスなどによって起こる「👉痙攣性便秘
便意を我慢しすぎたりすると起こる「👉直腸性便秘

の3つに分類されます。

ここでは、それぞれの便秘の種類と、主な原因についてみていきましょう。

機能性便秘

一般に“便秘”という場合、この機能性便秘を指すことがほとんどです。

病気に由来しておらず、食生活や生活習慣からくる、胃、小腸、大腸などの消化器官の機能低下が原因です。

日常生活を改善することで、便秘解消へ効果が出る場合が多く、様々な対処法があります。

機能性便秘には次の3つの種類に分けられます。

⓵急性便秘

大腸の蠕動運動が鈍ることで、一時的に起こる便秘です。

主な原因は
・食物繊維が少ない食事の摂り過ぎた
・水分摂取不足によって便の水分不足
・生活環境の変化などによる精神的ストレス
・寝たきりの状態になり、腸の働きの低下
・ダイエットをして、食べる量自体が少ない

⓶慢性便秘

大腸内に長時間便がとどまり、数日間便通のない便秘です。

便秘が徐々に進行して慢性化します。

慢性便秘はさらに3つに分類されます。

1.弛緩性便秘

大腸の蠕動運動が弱くなるなどの筋力の低下が原因で、便を押し出すことができなくなり起こります。

高齢者や出産回数の多い女性によくみられる便秘です。

2.痙攣性便秘

精神的ストレスによる自律神経の乱れが原因で、腸の運動がひきつったようになり、便の通りが悪くなって起こります。

また下剤の乱用で、腸が過剰に蠕動運動をすることでも起こり、下痢と便秘を交互に繰り返すこともあります。

3.直腸性便秘

便意を我慢しすぎたり、浣腸を乱用したりすることが原因で、便が排出される直前の場所である直腸まで運ばれているのにも関わらず、便意が脳に伝わらず便秘となります。

⓷医原性便秘

薬の副作用が原因で起こる便秘です。

がん患者さんの便秘はほとんどがこれにあたり、痛み止めや制吐剤を使うことで腸の動きが抑えられたり、抗がん剤治療で自律神経系の機能が障害されることで便秘になります

器質性便秘

主な原因は腸そのものの病変です。

大腸の疾患(腸の腫瘍や炎症、閉塞など)で、腸管が狭くなったり、先天的大腸過長症などで、腸の長さや大きさに異常が生じ便秘になります。

原因となる疾患を治療すれば改善しますが、先天性の異常が原因の場合は、便秘と上手くつきあっていく方法を
考える必要もあるでしょう。

以上が便秘の種類と主な原因でした。

もし原因や症状に思い当たる節があれば、対処もしやすいかと思います。ぜひ参考になさってくださいね。